株式会社エーアイ・アンドは2026年7月29日、Moonshot AI社が開発した大規模言語モデル「Kimi K3」を国内で提供開始したと発表した。自社推論サービス「ai& Inference」を通じて、オープンウェイトながらフロンティア級の性能を持つ同モデルの利用が可能になる。
株式会社エーアイ・アンドは2026年7月29日、Moonshot AI社が開発した大規模言語モデル「Kimi K3」を国内で提供開始したと発表した。自社推論サービス「ai& Inference」を通じて、オープンウェイトながらフロンティア級の性能を持つ同モデルの利用が可能になる。
Kimi K3は2.8兆パラメータのモデルであり、エージェント型検索やコード生成などの分野で高いスコアを記録している。Artificial Analysis Intelligence Indexでは57点を獲得し、Claude Opus 4.8を含む他のオープンモデルを上回る性能を示す。トップクラスのクローズドモデルに対しても互角かそれ以上の結果を残しており、誰でも実行や検証が可能な初のモデルとして注目されている。
コスト面でも優位性があり、100万トークンあたりの入力は3ドル、出力は13ドルと設定されている。これはClaude Opus 5の公表価格を大きく下回る水準であり、データ主権を守りながら低コストでの導入を実現するとしている。また、NVIDIAやAMDといった異なるGPUアーキテクチャ上で初日から同時に稼働させる技術も採用している。
同社のPresidentである原信平は、オープンウェイトモデルがフロンティア級性能に到達したことを業界の転換点と位置づけている。日本におけるフロンティアAI活用の新しい一歩となるよう、低コストでの提供を推進していく方針だ。
