Amazon Web Servicesは、2026年8月に発表されたAmazon Bedrock、AgentCore、Strandsに関するアップデート内容を公開しました。AIエージェントの実行期間の延長や、より高度なコンテキスト処理、ガバナンス機能の強化などが含まれています。
エージェントの実行期間と制御機能の拡張
AgentCoreのランタイムインスタンスにより、専用のAmazon EC2コンピューティングリソースを使用した最大14日間のセッション実行が可能になります。これにより、長期的な調査やコーディング、モニタリングといった業務への対応を支援します。
また、エージェントの振る舞いやコストを制御する機能も導入されました。Temporalポリシーによってアクションの順序や承認ゲートの適用が可能になり、Rate limitingによってリクエスト数やトークン数を制限できます。さらにAgentCore paymentsにより、インフラ側で制限を設けたAPI利用やコンテンツへの支払い管理が可能です。
モデルのコンテキスト処理と検索機能の向上
OpenAIのGPT-5.6 Sol、Terra、Lunaは、プロンプトキャッシュを備えた100万トークンのコンテキストウィンドウに対応しました。Web Search機能により、モデルは学習データ以外の最新情報を公開ウェブサイトから直接取得し、引用付きで回答を生成できます。
セキュリティとガバナンスの強化
OpenAIのDaybreak BlueとDaybreak RedがAmazon Bedrockで利用可能になります。これらは脆弱性の発見や検知、修正といった、防衛および許可された攻撃的なワークフローを支援します。
コスト管理面では、IAM principal cost allocationにより推論コストをユーザーやプロジェクトごとに割り当てられます。また、AWS Cost Anomaly DetectionがAmazon Bedrockにおけるサードパーティ製基盤モデルの支出を監視し、予期せぬコスト変動の根本原因を分析します。OpenAIは、Amazon BedrockにおけるGPT-5.6ファミリーの価格引き下げも発表しています。
