2026年8月4日、DeNA AI Linkはキユーピーに対し、Cognition AIの開発元が開発する自律型AIエージェント「Devin」を活用した工場シミュレーションモデル開発の伴走支援を実施した。専門言語を扱う属人化課題を解決し、小規模モデルで開発工数を大幅に削減することに成功した。
2026年8月4日、DeNA AI Linkはキユーピーに対し、Cognition AIが開発する自律型AIエージェント「Devin」を活用した工場シミュレーションモデル開発の伴走支援を実施した。
製造業では生産ラインの設計や改善にシミュレーションが欠かせない。しかし専用ソフトウェアと高度な専門言語の知識が必要で、対応人材が限られ業務が属人化しやすい課題があった。
DeNA AI Linkはキユーピーのエンジニアチームに伴走し、クラウド版「Devin」を起点に取り組みを立ち上げた。ブラウザからアクセス可能なためチーム全体での知見共有が容易だ。またAIが参照するルールや専門用語辞書、作業手順などのドキュメントを継続的に整備した。
一方で専用ソフトウェアはローカル環境でGUI操作を前提としている。そこでコードの実行と修正部分をローカル版の「Devin CLI」に切り出した。これによりAIが自ら結果を検証しエラーを発見から修正まで自律的に行う仕組みを構築した。
その結果、小規模なモデルにおいて想定どおりの動作を確認できた。開発初期は多数の不具合修正が必要だったものの、基盤整備後はわずか1回の作り直しで完了する精度に向上した。
定量的には手作業で8.5人日かかるモデルを1.8人で完了し、78.8%の工数削減を実現した。整備されたドキュメントや手順は繰り返し活用できる資産として蓄積されている。
