Googleは2026年9月30日に、複雑なワークフローにおける深い推論を目的とした新型モデル「Gemini 4 Argon」を発表しました。同モデルはソフトウェアエンジニアリングや金融、法務、サイバーセキュリティといった専門領域において、高度なパフォーマンスを発揮します。
出力トークン制限を大幅に拡張
Gemini 4 Argonは、1回あたりの出力トークン制限を従来の64,000トークンから100万トークンへと大幅に拡大しました。これにより、モデルが一度のプロセスで数百万トークンを生成しながら深く思考し、困難な問題を一括で解決することが可能になります。
エンタープライズ領域での実用性
同モデルは、ソフトウェア開発や専門的なナレッジワークにおいて高い性能を示しています。ソフトウェアエンジニアリングの評価指標であるDeepSWE v1.1では77.9%を記録し、Zapierのビジネス機能実行ベンチマークであるAutomationBenchでは51.3%で首位を獲得しました。
また、ビデオ理解のベンチマークであるLVBenchでは91.7%という最高水準のスコアを記録しています。さらに、サイバーセキュリティ防御においても、脆弱性の発見から修正までを自律的に行う能力を備えています。現在は、信頼できるサイバー防衛者向けのプログラムを通じて、段階的な展開を進めています。
利用料金の設定
利用料金は、入力100万トークンあたり2ドル、出力100万トークンあたり10ドルに設定されています。なお、キャッシュされた入力トークンについては、入力トークン価格から95%割引が適用されます。
