Hugging Faceは2026年8月14日、2026年上半期のオープンソースAIエコシステムに関する分析レポートを発表した。同レポートでは、中国のラボが巨大パラメータ数のモデルで先行し、米国企業がハードウェア販売を目的にオープンモデルを展開する動きなどが報告されている。
Hugging Faceは2026年8月14日、ハブ上のモデルとデータセットの成長傾向を含む半年ごとの分析レポートを更新した。
中国のラボが公開する最大規模のモデルは、米国企業が出荷するどのモデルよりも大きくなったことが報告されている。米国のモデルは7カ月のうち5カ月でパラメータ数が1300億以下にとどまった一方、中国のラボは7540億から2兆7800億パラメータに達した。一部の中国企業は700億パラメータ未満のモデルをほとんど公開せず、大規模モデルのみを提供している。
米国のオープンソースAIエコシステムも拡大しており、AMDとNVIDIAがそれぞれ200以上の新しいモデルリポジトリを公開し、ハードウェアベンダーの関与が進んでいる。これらの企業は自社のハードウェアに最適化されたモデルを無料で提供することで、ハードウェアの性能を実証している。
また、モデルの人気(いいね)と採用度合い(ダウンロード数)には大きな乖離があることが指摘されている。最新のモデルは注目を集めるが、実際のインフラとして長く使われているのは安定した小規模なモデルである。中国のラボは大規模モデルでのダウンロード数を記録し、米国企業は小規模モデルや埋め込みモデルで多数のダウンロードを獲得している。
ライセンス面では、中国のラボは比較的自由なライセンスを採用する傾向があるが、一部の超大規模モデルでは非商用制限や収益分配条項が見られるようになっている。オープンウェイトモデルの価値は、ライセンス収入ではなくAPIビジネスやクラウド事業、ハードウェアの販路確保にあると分析されている。
