Mistral AIは2026年5月22日、コーディングやリサーチなどのマルチステップタスクを並列・非同期実行するクラウド型エージェント機能を提供開始した。これを実現する基盤として、推論とコーディング能力を統合した128Bパラメータの「Mistral Medium 3.5」モデルを発表している。
Mistral AIは2026年5月22日、クラウド上で並列・非同期にタスクを実行するエージェント機能を提供開始した。この機能の実装には、推論とコーディング能力を統合した128Bパラメータの「Mistral Medium 3.5」モデルが用いられている。
同社は従来のローカル環境でのエージェント運用からクラウドへの移行を図る。ユーザーはCLIまたはWebチャットからタスクを開始すると、セッションはバックグラウンドで並列実行される。開発者は待ち時間 없이他の作業を進めることができ、完了時に通知を受け取る仕組みとなっている。既存のローカルセッションをクラウドへ移行することも可能だ。
「Mistral Medium 3.5」は256kトークンのコンテキストウィンドウを持ち、リクエストごとに推論強度を調整できる。SWE-Bench Verifiedで77.6%、τ³-Telecomで91.4という高いスコアを記録しており、複数ツールを同時に呼び出すアジェンティックなタスクに対応している。
Webチャットには「Work mode」が追加された。メールやカレンダーの連携など複数のツールを自動で活用し、リサーチやレポート作成などの複雑なワークフローを遂行する。重要なアクションはユーザーの確認を経て実行され、操作履歴はすべて可視化される。
モデルはAPIおよびオープンウェイト版として提供されており、Pro、Team、Enterpriseプランでの利用が可能である。
