OpenAIは2026年8月27日、ブラジルにおける商業運用を開始した。サンパウロに現地支社を置き、企業や開発者、研究機関と連携し、AIの急速な普及を経済成長と社会課題の解決に結びつける取り組みを本格化する。
OpenAIは、ブラジルをChatGPT利用者数で世界3位とする市場を念頭に、商業展開を正式に開始した。現地支社では、企業向けの活用事例の特定やガバナンス構築、スタッフ育成を支援する。
ブラジルではChatGPTの業務利用が世界平均を上回っている。提案作成やコード生成などのタスク完了を目的としたメッセージが半数を超えている。API利用者は世界第2位となり、Codexの利用者数は年初から大幅に増えている。
教育・医療・法務・行政などでの連携事例も具体化している。航空工科大学や数学研究所、公立病院との協業により、教育機会の拡大や医療情報インフラの構築が進められる。法務分野や小規模事業者向けには、AIの安全な利用を促すトレーニングプログラムも提供される。サンパウロ市との連携では、行政サービスへのAI導入も検討される。
現地の創造性を取り込む取り組みも並行して進められる。アーティストやクリエイターとの協業を通じて、ブラジル固有の文化的文脈をAI開発やサービス設計に反映させる方針だ。OpenAIは、長期的なパートナーシップを軸に、現地のニーズに応じたAI活用の基盤整備を進めていく。
