株式会社Preferred Networksは、2026年9月7日に、ハイパーパラメータ自動最適化フレームワーク「Optuna」をRust言語で実装した「Rustuna」をリリースしました。あわせて、Optunaのメジャーアップデート版であるv5.0も公開しています。
大規模探索の高速化とメモリ削減を実現
Rustunaは、従来のOptunaが抱えていた大規模なユースケースへの対応という課題を解決するために開発されました。プログラミング言語Rustを採用することで、実行速度とメモリ効率を大幅に向上させています。
PFNの検証では、ユースケースに応じてOptunaと比較して最大1,000倍高速に動作することが確認されました。また、結晶構造探索サービスでの検証においては、10万試行時を想定して消費メモリを約50%削減できたとしています。これにより、探索回数の増加や高い並列数での実行が可能になります。
Optuna v5.0による最適化性能の向上
同時に公開されたOptuna v5.0では、デフォルトの最適化アルゴリズムに改善が加えられました。単目的最適化用のTPE、および多目的最適化用のアルゴリズムが更新され、多くのタスクで前回より優れた性能を達成しています。
さらに、データサイエンスの国際会議「KDD 2026」の論文が採択された手法「PED-ANOVA」の拡張版もサポートされました。これにより、動的な探索空間においてもハイパーパラメータの重要度をより詳細に確認できるようになっています。
