Sakana AIは2026年8月21日に、翻訳サービス「Sakana Translate」の翻訳モデルをアップデートしたと発表しました。新世代モデル「Sakana Namazu」の搭載により、日本語・英語・中国語の間の翻訳における訳文の自然さが向上しています。
日本語特有の文化背景を汲み取った翻訳を実現
今回のアップデートでは、ベースモデルの刷新と学習手法の改善が行われました。これにより、日本語の文脈や背景にある文化の理解を深めることを目指しています。例えば「お宮参り」のような日本独自の表現に対しても、その意味を汲み取った自然な英語への翻訳が可能になりました。
独自の評価手法で他社モデルを上回る性能を記録
Sakana AIが開発した評価手法「TransEvalnia」を用いた日英翻訳タスク(160件)の比較テストを実施しました。その結果、すべての比較対象モデルにおいて、Sakana Translateの出力がより優れていると判定された割合が50%を上回りました。これは、事後学習手法によって日本語の文化的・言語的なニュアンスを捉える能力を高めた成果としています。
既存の3つの機能をそのまま提供
アップデート後も、従来の機能は引き続き利用可能です。最大約5000字まで対応する「翻訳」、文法やトーンを整える「添削」、翻訳結果について追加質問ができる「質疑」の3つの機能を備えています。これらはアカウント登録を行うことで、誰でも無料で利用できます。
今後の展開としてファイル翻訳などを予定
今後は、PDFやMicrosoft Officeファイルを直接アップロードして翻訳できる機能の追加を予定しています。あわせて、用語集との連携や特定業界向けモデルの提供、API提供、さらにはSSOやオンプレミス対応といったエンタープライズ用途への展開も進めるとしています。
