Snapは2026年9月16日、拡張現実(AR)技術を用いた新しいコンピューティングデバイス「SPECS」を発表しました。このデバイスは、ARグラスにコンピューティング・ハードウェアを直接組み込んだ設計が特徴です。手や声による自然な操作を通じて、デジタル体験を現実の世界へと拡張します。
AIによる先回りしたサポート
Snapは、iPhoneやMacと連携する新しいAIサービス「SPECS Intelligence」を導入します。これはユーザーの目標やルーティンを理解し、指示を待つのではなく、適切なタイミングで必要な情報やアクションを提示する予測型のサービスです。ARグラス上では、このパーソナルな文脈が現実世界に投影され、視界に直接情報が表示される仕組みとなっています。
多彩な体験を提供するコンテンツ
SPECSは、スポーツや教育、エンターテインメントなど幅広い分野での活用を想定しています。NBAやWNBAとの提携によるバスケットボールのトレーニング支援、プロの指導に基づいたゴルフの動作解析、さらにはYouTubeやHBO Maxなどの動画配信を、約115インチの仮想スクリーンで視聴できるブラウザ機能などを備えています。また、60言語に対応した翻訳機能により、会話の内容を字幕として視界に表示することも可能です。
プライバシーへの配慮
プライバシー保護についても設計段階から組み込まれています。顔認証による個人の特定や、周囲の環境を理解するための継続的な録画・録音は行いません。撮影中であることを周囲に示すためのLEDライトがフレーム中央に搭載されています。また、SPECS Intelligenceにおいて、Snapのスタッフがユーザーの個人コンテンツにアクセスすることはできないとしています。
