Stability AIは2026年8月18日、音楽制作環境に直接統合可能なDAWプラグインと、Webブラウザでの反復的な編集機能を備えたStable Audio 3.0の新体験を発表した。これにより、生成された音源の配置やミックスなど、従来のワークフローに自然に組み込むことが可能になる。
音楽制作において、アイデアを形にする過程は個人差が大きく、一度の生成で理想のサウンドが得られるとは限らない。
Stability AIはこの課題に対し、単なる生成だけでなく「音を整える」ためのツール群を提供する方針を示した。
まず注目すべきは、主要DAWに直接インストールして使用できるStable Audioプラグインである。
Logic ProやAbleton Liveなどの環境で、トラック上の楽器として動作し、セッションのBPMと同期させることができる。生成する長さも短く必要なセクションから6分間のフルソングまで自由に設定可能だ。また、複数のテイクを保存して比較・選択できるため、制作現場での使い勝手を重視した設計になっている。
macOS向けのAUおよびVST3形式で提供され、Apple SiliconとIntel Macの両方に対応している。
一方、Webブラウザ版では生成後の反復的な作業が強化された。
プロンプトによる初回生成後も、低域を減らすといった具体的な指示や、既存音源からのジャンル・ムード変換が可能だ。個別パートごとのレベル調整やパン設定、ミuting、ソロ機能に加え、各トラックおよびマスターエフェクトの適用もサポートしている。
完成したパートのエクスポートや全体のミックス出力にも対応しており、ブラウザ内で完結しない制作フローとも連携できる。
両方の新機能は商用利用が安全なモデルに基づいており、ユーザーが生成物を自由に所有・配布できる権利を明確に示している。
現在はいずれもベータ版として提供されており、一部機能は実験的な段階にある。
Stability AIは今後も実際のユースケースに基づき、これらの体験を継続的に改善していくとしている。
