xAIは2026年9月21日に、コーディングや知識作業において高い能力を持つ新モデル「Grok 4.7」を発表しました。同モデルは、より困難なタスクへの対応力を高めつつ、従来のGrok 4.6と同等の価格と速度で提供されます。
コーディングと専門業務における性能向上
Grok 4.7は、Grok 4.6と比較して、より長い時間を要する困難な課題に対して粘り強く取り組めるよう設計されています。新しい、より大規模なベースモデルを採用しており、長時間の作業を想定したタスクの強化学習によって、自己検証能力と長いコンテキストの管理能力が向上しました。これにより、ドキュメント作成やプレゼンテーションの作成といった業務の精度が高まっています。
専門的な知識作業においても、弁護士や看護師、金融アナリストといった専門職が行うタスクを想定した指標で、Grok 4.6を上回る成果を示しています。また、CursorBench 4.0というコーディングタスクに特化した指標では、価格対性能において最先端の性能を実現しています。
セキュリティと安全性の強化
安全性に関しては、全く新しい防御スタックを構築しています。サイバーセキュリティや生物学的な研究といった、悪用されるリスクのある領域において、安全な拒否と有用性の両立を実現しました。LatchBioのバイオセーフティ・ベンチマークでは62.4%を記録しています。
サイバー攻撃に関する指標であるHackerBench v0.3では、リスクの高いプロンプトの通過を3.3%に抑えつつ、正当なセキュリティ業務を妨げない高い安全性を実現しています。現在、一部のサイバーセキュリティパートナーには、防御研究のために限定的なアクセス権が提供されています。
提供形態と料金体系
Grok 4.7は、Cursor、Grok Build、Grok APIを通じて提供されます。料金は、入力100万トークンあたり2ドル、出力100万トークンあたり6ドルからとなっています。また、出力速度を2倍に高めた高速版も、価格を2倍に設定することで提供されます。
