xAIは2026年9月28日に、チーム全体で同じ文脈を共有しながら業務を支援する「Team Bots」を発表しました。これは、特定の役割やワークフローに合わせて構築されたGrok Botをチーム内で共有できる機能です。
共通の知識を持つAIエージェント
Team Botsは、ファイルやアプリ、専門知識へのアクセス権を与えられたAIを、チーム全体で共有できる機能です。各ユーザーとの対話内容は個別にプライバシーが守られつつ、チーム間で共通のコンテキスト(文脈)や知識を活用できるのが特徴です。また、SlackのチャンネルにBotを招待して、全員で質問や回答を共有しながら共同作業を行うことも可能です。
業務の自動化と連携の強化
具体的な活用例として、エンジニアリング業務における自動化が挙げられます。BotがNotionやSlack、Datadogなどのツールと連携し、バグ報告の仕分けやチケット作成、さらにはCloud Agentsを起動して修正作業を行うといった役割を担います。これにより、少人数のチームでも大量のプルリクエスト(PR)を処理できる環境を実現しています。
マーケティング業務では、ブランドガイドラインに基づいたコンテンツの確認や、ウェブサイトの更新作業を支援します。承認された更新内容をBotが実行し、プレビューリンクをSlackに投稿するといった一連のプロセスを担えるため、エンジニアリング部門の承認を待たずに各地域のチームが独自のスケジュールで更新を進めることが可能になります。
データ分析の民主化
データ分析においては、データウェアハウスへの読み取り専用アクセス権を持つBotが、社内の誰に対しても分析結果を提供します。DatabricksやDatadogなどのツールと連携し、適切なデータの検索からチャートの作成までを行います。Botはユーザーからの修正指示を学習するため、回答の精度は時間の経過とともに向上していきます。
Team Botsは、現在TeamsおよびEnterpriseプランにおいてパブリックベータ版として提供されています。
