物理AI企業エンピガは7月27日、7,100万ドルのシードラウンドをクローズすると同時に、誰でもリアルタイムで実機と対話できる初の公共的なAIロボティクス体験をオンライン開始した。
発表の内容
物理AI(Physical AI)企業エンピガは、2026年7月27日、インデックスベンチャーズおよびリビットキャピタルがリードする7,100万ドルのシードラウンドへの参加を発表した。同社は同日、「www.robots.online」にて世界初のライブ対話型AIロボティクス体験を公開した。誰でもインターネットを通じてリアルタイムで実機のロボットと対話し、タスクの遂行や物理的な物体の操作を行うことができる。このプラットフォームは、エンピガが開発した基盤モデルとユーザーインターフェースを用いて構築されている。
これまでとの違い
従来のロボット導入には、ハードウェアごとの大規模な手動データ収集や高度なエンジニアリング知識によるカスタマイズが不可欠だった。これに対しエンピガは、あらゆるハードウェア上で動作する汎用的なAIモデルを開発し、専用ソフトウェアによって異なるロボットや環境への適応を可能にした。これにより、実世界での運用に必要な工学上の複雑さを大幅に削減している。
実務への影響
同社はエンターテインメント、小売、ヘルスケアの分野でパートナーと連携しており、今回の資金調達は研究・エンジニアリングチームの拡大や計算資源の増強、および実世界での展開範囲の拡大に充てられる。また、より多くの公開体験イベントを実施することで、ユーザーの直感的な操作習慣を学習データとしてモデル改善にフィードバックする仕組みを構築している。
残る論点
今回の発表では、実機ロボットの利用料金や企業向けソリューションの具体的な価格体系については明らかにされていない。
