Googleは8月11日、医療用AI「AMIE」の動画版を発表した。複数のエージェントを並列稼働させる新アーキテクチャにより、非言語情報を捉えたリアルタイムの診察を実現し、シミュレーション試験で専門医と同等の診断精度を達成した。
Googleは8月11日、医療用AI「AMIE」の動画版を発表した。
従来のテキスト対話型AIは、患者の動作や表情といった非言語情報を認識できないという課題を抱えていた。今回発表されたシステムは、これらをリアルタイムで処理するものとなっている。研究チームによれば、複雑な診察では単一のAIが全ての役割を担うことが困難であるため、3つの専門エージェントを並列稼働させるアーキテクチャを採用した。
これにより、自然な会話のリズムを保ちながら、診断 reasoning と視覚・聴覚情報の処理を同時に行えるようになっている。評価フレームワークは医療文献に基づき構築され、単発の知覚テストと多輪のシミュレーションで能力を検証している。
100件の臨床シナリオを用いた無作為化試験では、300回の診察が行われた。その結果、AMIEは専門医と同等の診断精度やコミュニケーション能力を示した。特に身体観察と検診誘導においては、両者を上回る評価を得ている。患者役も動画対話をテキストより使いやすく、信頼できるものと評価している。
