コンサルティング大手BCGは2026年7月27日、世界61都市を対象とした初の「インテリジェントシティ指数2026」を発表した。AIを基盤とする都市の成熟度を評価するこの指標で、ロンドンが総合1位となった。
発表の内容
BCGは、世界39カ国の主要都市61都市を対象に、AIやデジタル技術が住民やビジネスにどう役立っているかを評価した「インテリジェントシティ指数2026」を公開した。成熟度を「成果」「戦略」「採用」「働き方」「基盤」という5つの領域で測定し、総合的なレベルは「先進」「加速中」「新興」「発展途上」の4段階に分類している。
これまでとの違い
同指数は、単なるインフラ整備や資金力だけでなく、AIを都市サービスの核心に組み込むことで住民生活がどう改善されるかを重視する点が特徴だ。トップ5(ロンドン、ドバイ、ニューヨーク市、ワシントンD.C., アムステルダム)はすべての領域で首位になることはなく、各都市が異なる強みを持っていることが示された。
実務への影響
報告書では、世界クラスインフラや豊富な資金を揃える前に、AIを活用したサービス拡大から始め、住民の生活品質向上と成熟度向上を図る複数の道筋があると指摘している。特にアフリカ、アジア、中東の都市は、生成AIの使用頻度と未来への楽観視が強く、好循環を生み出していると分析された。
残る論点
今回の発表では、各都市の詳細なスコアリング手法や、特定のプロジェクトに関する具体的な数値データについての言及は限定的である。また、評価対象となった61都市以外の都市に関する比較情報は提供されていない。
