2025年8月21日、DeepSeekはLLM「DeepSeek-V3.1」を発表した。1つのモデルで思考モードと非思考モードを切り替えられるハイブリッド推論に対応し、エージェント機能やAPI仕様が強化された。
DeepSeek-V3.1の発表内容
2025年8月21日、DeepSeekは次世代LLM「DeepSeek-V3.1」を発表した。
最大の注目点は、「Think」と「Non-Think」のハイブリッド推論に対応したことだ。ユーザーは1つのモデルで思考プロセスを伴うモードと伴わないモードを切り替えられる。
APIでは「deepseek-chat」が非思考モード、「deepseek-reasoner」が思考モードに相当する。両方のエンドポイントとも最大128Kトークンのコンテキスト長をサポートする。
また、Anthropic API形式のサポートや厳格な関数呼び出し(Strict Function Calling)の実装により、エージェント開発の基盤が強化された。
従来モデルとの違い
DeepSeek-V3.1はV3をベースに840Bトークンで継続事前学習され、長いコンテキストへの対応が進められた。Tokenizerとチャットテンプレートも更新されている。
思考モード(deepseek-reasoner)では、既存の「DeepSeek-R1-0528」モデルよりも回答までの時間を短縮できることを謳っている。また、SWEやTerminal-Benchなどのベンチマークにおいて、より良い結果を出しているという。
実務への影響
V3.1のOpen-source weightsはHugging Faceで公開された。APIの利用開始方法については、リリース元のドキュメントを参照してほしい。
価格体系の変更も予定されており、新価格の適用とオフピーク割引の終了は2025年9月5日16:00(UTC)から行われる。それまでは現在の価格が維持される。
残る論点
今回の発表では、API利用時の具体的な従量課金単価や、新料金体系の詳細な価格表については明記されていない。
