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GoogleがAntigravity 2.0でカスタムエージェントを正式サポート

Google Antigravity 2.0のカスタムエージェント機能に関する解説記事のタイトル画像。

Googleは2026年8月12日、AIプログラミングツール「Antigravity」の次世代バージョン2.0において、開発者が業務内容を定義した独自のカスタムエージェントを直接利用可能にする機能を導入すると発表した。この変更により、コード生成からタスクの実行まで、役割ごとに分担して並列処理できる環境が整う。

Googleはソフトウェアエンジニアリングの潮流が「コードを書くこと」から「エージェントの調整(オーケストレーション)」へ移行していると捉え、その生産性向上のためにカスタムエージェント機能を提供する。これは複雑なプロジェクトを専門的なエージェントに分割し、並列でタスクを実行・検証させることを目的としている。

既存の汎用コードアシスタントには専門性の不足とコンテキストウィンドウの肥大化という課題がある。カスタムエージェントはファイルベースの設定で特定の役割を定義し、スコープされた指示やツールを提供することでこれらの問題を解決する。Antigravity 2.0およびCLIでは既に統合されており、IDEでの提供も間もなく予定されている。

設定方法はMarkdown形式のファイルを用いる。YAMLのヘッダーに名前やモデル名などを記述し、本文にシステムプロンプトを記載する。このファイルをリポジトリにコミットすればチーム全体で標準化されたワークフローアシスタントを利用できる構成となっている。

Antigravityのカスタムエージェントが他ツールと異なる点として3つの構造的特徴が挙げられている。まず実行の対称性(Execution Symmetry)であり、ユーザーがカスタムエージェントをメインセッションとして直接選択して操作できる点が特徴的である。サブエージェントとしての利用だけでなく、自ら起動して会話することも可能だ。

次にスコープ付きの安全性ポリシー(Scoped Safety Policies)である。コマンドの実行について「自動」モードを設定すると、テストやコンパイルなどの標準的な処理は承認なしでバックグラウンド実行される。ファイル削除など高リスクなコマンドのみが手動承認対象となる仕組みだ。

最後にリッチなライフサイクル・フック(Rich Lifecycle Hooks)である。エージェントの実行前後やツールの使用直前に、設定スクリプトや検証スクリプトを挿入できる。これにより環境の準備や実行前のチェックを自動化できる。

これらの機能はスキルや動的サブエージェントとは排他的ではなく、それらと組み合わせてさらに高度な最適化を実現する設計となっている。

発表元: https://antigravity.google/blog/introducing-custom-agents