Amazon Web Servicesは2026年8月19日、Bedrock AgentCoreのWeb Search機能に、検索対象のドメインと公開日を指定するランタイムフィルタを追加した。これにより、エージェントの利用元に応じて検索範囲を動的に制限できる。同時に、欧州およびアジア太平洋地域での利用も開始された。
AWSは2026年8月19日、大規模言語モデルなどのAIエージェントがウェブを検索する際の情報源を制御する新機能を発表した。Bedrock AgentCoreのWeb Searchコネクタバージョン1.2.0として提供され、検索リクエストごとにドメインや公開日の範囲を指定できるランタイムフィルタが導入された。
従来は組織全体のポリシーで制限する仕組みだったが、今回の追加によりAPI呼び出し単位での細かな制御が可能になる。例えば、金融系のエージェントでは信頼できる情報源のみを対象とし、商品情報のエージェントでは最新の在庫データだけを参照させるような運用ができるようになる。フィルタ機能はサーバー側で実行され、外部のオーケストレーションを必要としない。
具体的な指定方法として、検索対象とするドメイン(インクルード)や除外するドメイン(エクスクロード)をリスト形式で設定できる。各リストには最大100件のドメインを登録でき、ISO-8601形式の開始日と終了日で公開日の範囲も指定可能だ。ただし、管理者レベルの設定よりも狭い範囲に制限することはできるが、広げることはできない設計となっている。
また、欧州(アイルランド)およびアジア太平洋(東京)リージョンでの利用を開始した。これにより、データ所在地の規制を満たす必要のある企業でも、大西洋を越えて通信することなくエージェントの検索機能を利用できるようになる。AWSは、検索クエリがAWS内部に留まるゼロエグレスアーキテクチャを採用している点も強調している。
