GMO Flatt Securityは2026年6月2日、セキュリティAIエージェント「Takumi」へのAnthropic社「Mythosクラスモデル」の搭載計画と新機能「AIペネトレーションテスト機能」を発表した。一般公開後に順次搭載する予定である。
発表の内容
GMO Flatt Securityは2026年6月2日、「Takumi byGMO」へのAnthropic社「Mythosクラスモデル」の搭載計画と新機能を発表した。同社はセキュリティ業務に特化したAIエージェントとして、脆弱性診断や自動修正機能を提供している。Mythosモデルの一般公開後、最大5営業日以内に新機能を提供開始する方針だ。また、既存の診断機能でもビジネスロジック検査にハイエンドモデルの利用を指定できるモードを追加する。
これまでとの違い
今回の発表で注目されるのは、「AIペネトレーションテスト機能」の新設である。これはAIエージェントが脆弱性を探索し、実際の悪用可能性や組み合わせによるシナリオゴールの達成を検証するものだ。従来の診断機能が網羅的な発見に特化しているのに対し、新機能は実害を伴うリスクの評価に重点を置く。Anthropic社が公開したベンチマーク結果に基づき、複数の脆弱性を組み合わせた深い検証が可能になると期待されている。
実務への影響
この変更により、日本企業の開発組織はより高度なセキュリティ環境を実現できる。特にサプライチェーン保護機能である「Takumi Guard」と「Takumi Runner」では、基盤となる脅威インテリジェンス基盤に先行投入され、マルウェア発見の精度とスピードが向上する。最小コストで最大の検査性能を実現するため、タスクに応じて既存モデルも併用される。これにより、実際の攻撃に対応できる体制を構築しやすくなる。
残る論点
詳細な動作要件や具体的な提供スケジュールの一部は明記されていない。搭載計画の進捗状況や、他の機能への影響範囲などについて、今後のリリース元からの情報提供が待たれる。
