Amazon Web Servicesは2026年9月1日に、Amazon BedrockおよびClaude Platform on AWSにおいて、最新モデル「Claude Fable 5.1」の提供を開始したと発表しました。このモデルは、コーディングや科学研究、企業向けワークフローにおいて高度な推論能力を発揮します。
高度な推論と自律的な業務遂行
Claude Fable 5.1は、従来のFable 5と比較して、数学の競技レベルの問題や、エンジニアリング・科学分野の大学院レベルの問い、複雑な多段階の課題において、推論能力が向上しています。これにより、曖昧なタスクにおける判断力の向上や、誤情報の減少が図られています。
具体的な活用場面として、コードベース全体にわたる機能実装やレビューを数時間にわたって行うエージェント的なコーディング、複数のアプリケーションをまたいで計画・実行・復帰を繰り返す自律的な操作、そして調査から文書作成までを一貫して行う知識作業などが挙げられます。また、仮説の立案から実験、形式検証までを支援する科学研究への対応も強化されています。
セキュリティとデータ管理の強化
本モデルは、Anthropic社によって「Covered Model」に指定されており、データの保持や安全性に関する厳格なポリシーが適用されます。Amazon Bedrockでの利用においては、プロンプトと出力が安全性の確認のために最大30日間保持され、Amazonの担当者によるレビューが行われる場合があります。
一方で、AWSとAnthropicの提携による「Enterprise Frontier Safeguards」により、対象となる顧客はデータの保持を行わずにモデルを利用できる「ゼロデータ保持(ZDR)」を選択できます。この機能は、2026年12月31日まで内部利用向けに提供されます。さらに、プロンプトや出力を自身のAWSアカウント内に保持し、独自の暗号鍵や監査ログで管理できる機能も、年内に提供される予定です。
