MITやYC出身のチームが、7ヶ月間のベータテストを経て開発した自律型ブラウザエージェント「Polar」を発表しました。このツールはユーザーに代わって複雑なWeb操作を行い、最大15時間以上の長時間タスクも処理します。
発表の内容
MIT、Y Combinator(YC)、Jane Street、Citadel、Apple、Perplexity、Modal出身のメンバー3名が設立したAIラボ「Recursive Intelligence」は、自律型ブラウザエージェント「Polar」を発表しました。これはユーザーに代わってWebサイトの操作を行い、数分あるいは数時間がかかる複雑なタスクを完了させるものです。7ヶ月間のベータテスト期間中には、リサーチや採用、営業などの業務で450万件以上のアクションを実行し、多くの個人やチームの日常ツールとなりました。
これまでとの違い
従来のAIブラウザはチャット機能や簡易的なクリック操作が主でしたが、Polarはユーザーに代わって長時間にわたる作業を自動化します。特に大規模で長期にわたるタスクにおいて優れており、最大15時間以上の連続動作を確認しています。これは動的なWeb UIへの対応能力や、複数エージェントの連携、記憶システムによる学習機能によって実現されています。
実務への影響
Polarはリサーチ、採用、営業、運用、マーケティングなどの事務作業を自動化する手段となります。ベータテストに参加したある企業では、週に25時間以上の人件費削減効果があったと報告されています。このツールはユーザーのログイン状態を引き継いで操作するため、複雑な認証が必要なサイトでも利用可能です。
残る論点
現在のところ、Polarの有料プランや具体的な価格体系については明言されていません。また、一般向けに正式リリースされる時期や対応ブラウザの詳細についても、現時点では情報が提供されていません。
