GoogleはMapsに大規模言語モデル「Gemini」を組み込み、「Ask Maps」と呼ぶ対話型検索機能と、視覚・音声面を刷新した「Immersive Navigation(没入型ナビゲーション)」を提供を開始した。米国内とインドでAndroidおよびiOSアプリでの利用が可能となった。
発表の内容
GoogleはMapsに大規模言語モデル「Gemini」を組み込み、地図体験を根本から刷新する機能を公開した。対話形式で複雑な要望に応える「Ask Maps」と、視覚・音声面を一新したナビゲーション機能「Immersive Navigation」の2つが柱となる。
Ask Mapsでは、充電場所やテニスコートの有無といった具体的な実生活の質問に答えられる。ユーザーの検索履歴や保存した場所に基づき回答をパーソナライズし、レストランの予約や共有などのアクションにつなげられる。Immersive Navigationは建物の3D表示や信号機・横断歩道の強調に加え、より自然な音声ガイダンスを提供する。
これまでとの違い
Google Mapsでは、地図に関する複雑な疑問への回答が困難だった。複数の情報源を参照して調査する必要があったが、Ask Mapsにより対話型で即座に答えを得られるようになった。また、ナビゲーション機能は過去10年以上にわたり大きな変更がなかったが、Immersive Navigationにより視覚的な没入感と直感的な誘導が可能となった。
実務への影響
Ask Mapsは米国およびインドでAndroidおよびiOSアプリでの利用を開始した。デスクトップ版も近日公開予定である。Immersive Navigationも同様に米国内で提供を開始し、今後はCarPlay、Android Auto、Google built-in搭載車などにも展開される。
残る論点
機能の詳細や動作環境に関する具体的な要件は明記されていない。価格設定についても言及がない。
