2026年3月1日、HONORはMWC 2026において、自律的な動作と空間認識機能を備えた新種のスマートフォン「Robot Phone」のプレビューを発表した。同社は「ALPHA PLAN」の柱として、AI生態系やバッテリー技術革新も同時に示した。
Robot Phone:身体性を持つスマートフォンの登場
HONORは2026年3月1日、MWC 2026で「Robot Phone」という新種のスマートフォンをプレビュー公開した。これは単なる画面操作や音声コマンドに依存するのではなく、自律的な動作と空間認識能力を組み合わせた「具現化AI(Embodied AI)」の試作機である。内部には極小化した独自開発のマイクロモーターを搭載し、4DoFジンバルシステムを実現している。これにより、ユーザーを追従する全方位AIビデオ通話や、感情を表す身振り手振りの表現が可能となった。また、2億画素センサーと3軸ジンバル stabilized カメラを備え、被写体をAIで追跡しながら映画のような映像表現を支援する機能も搭載している。
Magic V6:超薄型折叠屏の技術革新
同時に発表された折りたたみ式フラッグシップ「Magic V6」は、厚さ8.75mmという超薄型設計を実現した。ATLとの共同開発による第5世代シリコンカーボン電池を採用し、業界初の25%のシリコン含有量で6,660mAhの大容量バッテリーを内蔵している。ディスプレイ面では、折りたたみ部のくぼみを前世代比44%低減し、反射率1.5%以下の処理を施した。Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載し、AIを活用したマルチタスク生産性を強化している。
実務への影響と今後の展開
これらの発表は、HONORが提唱する「Augmented Human Intelligence(AHI)」ビジョンに沿ったものである。Robot Phoneは具現化AIによる新しいデバイスインタラクションのパラダイムを示し、Magic V6は超薄型折叠屏におけるバッテリー技術と表示品質の限界を押し上げた。また、Snapdragon 8 Gen 5を搭載するタブレット「MagicPad 4」やノートPC「MagicBook Pro 14」も併せて発表され、AI時代のクロスデバイス連携エコシステムが強化された。
残る論点
Robot Phoneは現時点でプレビュー公開されており、具体的な発売時期や価格は明記されていない。また、「ALPHA PLAN」の詳細な提供条件や、Robot Phoneの量産計画に関する情報もリリース元には記載がない。
