xAIは2026年9月22日に、自社製品の顧客サポート業務にAIエージェント「Grok Bot」を導入したことを発表しました。同社は製品ポートフォリオの拡大に伴い、サポート案件数が175%増加したものの、追加の人員を雇うことなく業務を遂行しています。
効率的なサポート体制の構築
xAIは、サポート案件の急増に対し、Grok Botを活用することで人員を増やさずに対応してきました。同社によれば、もしAIを導入していなければ200人の追加採用が必要だったとしています。また、従来のAIサポートツールでは1件の解決につき1ドルから4ドルを要するところ、Grok Botでは利用量に応じた料金体系により、1件あたり0.20ドルから0.30ドルという低コストでの解決を実現しています。
多角的な業務への展開
Grok Botは単なる問い合わせ回答にとどまらず、広範な業務を担っています。例えば、返金リクエストの99%は人間の介入なしに解決されています。また、問題が発生した際にはビデオで状況を再現し、エンジニアリングチームへ報告する機能も備えています。さらに、サポートの優先順位付けや、SNS上のXにおけるセンチメント(感情)の変化を監視して問題を早期発見する役割も果たしています。
継続的な品質向上の仕組み
同社は、Grok Botが100万件以上の顧客対応データから学習したトーンと語り口を継承していると説明しています。また、Grok Bot自身が業務の改善点を見つけ出し、他のGrok Botに対してコーチングを行う仕組みも構築されています。これにより、製品に関するフィードバックを毎日2万件以上も集約し、エンジニアリングチームへテーマとして報告することが可能になっています。
